こんにちは、みゃーです。
今回のテーマは成田エクスプレス。成田空港に行くために使う特急として有名だが、もちろん東京から佐倉までといった使い方もできる。
むしろ成田空港に行く場合、スカイライナーと東京シャトルの方が圧倒的に安いので空港利用での成田エクスプレスはあまりオススメしない。
通勤、帰宅という観点からみると池袋や新宿、渋谷といった副都心から千葉方面に行ける貴重な特急だったりするのも事実。
他はもう1日1往復の千葉あずさと臨時で設定されている新宿さざなみと新宿わかしおくらいのもの。中央線で東京行くにしても地下ホームは遠いし新宿から黄色い電車は正直キツい。要は最後の砦である。
しかし、いざ使うとなると必ず直面する問題がある。
特急料金が他よりやたらと高い。
なぜ成田エクスプレスは高いのか
池袋 新宿 品川 東京→佐倉 成田で1730円。
特急料金のみでこのお値段。
参考に他を挙げておくが普通グリーンで1000円(平日事前)、特急自由席なら950円(東京~佐倉)。全席指定席なのを差し引いたとしても毎日使うには高すぎる。
やたらと高い理由は成田エクスプレスにはA特急料金という高い料金が適用されているから。他の特急は基本的にB特急料金という安い料金がかかっている。
他にA特急料金がかかるのは幹在が同じ線路を走る山形新幹線あたりくらいのもの。もはや通勤ではなく外国人観光客向けと言える。
それが原因なのかは知らないが、今現在ラッシュ時限定で走っている成田エクスプレスの車内は常時ガラガラ。
成田エクスプレス51号 18:45渋谷発時点でこの状態。各車両多くても2人乗ってるかどうかといったレベル。53号も大差はない。
首都圏の帰宅時間のライナーや特急、普通グリーン車はかなりの混雑になる。
だが成田エクスプレスでは変な気を張らなくても隣の席など来るはずもないのでノビノビ過ごせる。
しかももはや必需品となったWi-Fiとコンセント完備。
快適性で言えば申し分なし。
要は高くなければいいのである。
成田エクスプレスに安く乗る方法はないのか
成田エクスプレスに安く乗る方法はいくつかある。筆者の知る限りは3つ。
- えきねっとトクだ値 (料金券のみ)
- N'EX往復きっぷ (指定席用 グリーン車用)
- 房総料金回数券 (指定席用)
今回は分かりやすく山手線エリアから成田までで比較していこう。
1.えきねっとトクだ値
えきねっとトクだ値では35%オフで1120円。
枠があれば直前でも購入可能。高尾方面や大宮方面にも設定があったはず。
成田には行かないが"わかしお"や"しおさい"にも同様の割引がある。
佐倉でも1000円以下で取れてしまうため千葉くらいで使う場合はわざわざ成田エクスプレスを押さえようとはならない。
2.N'EX往復きっぷ
N'EX往復きっぷは空港第2ビルと成田空港までの往復指定席で5030円。
グリーン車用と大船や高尾発着などの設定もあるためこれらのエリアから成田空港に行くなら優秀だと思う。これは前日までの発売だったかな。
空港にそこまで用がないのと近場に住んでいるためこれはまだ使ったことはない。
最後はオススメのこちら。
3.房総料金回数券
前述の通り筆者のオススメはこれ。この区間この条件での料金は4枚で3800円(950円/枚)。
しおさいなどの房総特急に限らず成田エクスプレスも利用できる。定価で1730円、トクだ値でも1120円と考えるとかなりお安い。
しかも山手線主要駅から上総湊 大原 八日市場 成田までの好きな区間を選べるのもポイント。回数券となると同じ区間で使いきらなければならないイメージだが全部を成田エクスプレスに使わなくてもいいのは大きい。
えきねっとで指定を取って窓口で指ノミ券を受けとればえきねっとポイントも貯まる。
あと地味に指定の変更し放題らしい。
有効1ヶ月というのは微妙なところだが成田エクスプレスを使うなら多分これが一番優秀だと思われる。
まとめ
成田エクスプレスを使う場合は大体こんな感じになる。
千葉県民→房総料金回数券
その他地域→N'EX往復きっぷ
単発利用→えきねっとトクだ値
少なくとも馬鹿正直に定価で乗る事はないかなぁと。
ちなみにこの3つで成田空港に行けるのは往復きっぷのみ。
普通に空港を利用するなら上野まで行ってスカイライナーか東京駅からバスでも使った方が圧倒的に安いので議論の余地もない…
正月以外で成田山新勝寺にでも行かれる際にはといった感じだろうか。
使う前に割引きっぷの発売区間と期間、料金を確認しておくのは特急利用の鉄則なのでしっかり調べてお得に利用しましょう。