こんにちは、みゃーです。
今回は北陸遠征第8弾。北陸観光フリーきっぷを駆使して前回は九頭竜湖、勝山から福井、金沢経由で2日目のゴールとなる和倉温泉まで来ていた。その続きの3日目の朝からスタート。
七尾線減便と指変 〜福井から和倉温泉へ〜 - みゃーのブログ
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08:10 美湾荘を出発
まずは今回宿泊した美湾荘から送迎を使って和倉温泉駅に向かう。和倉温泉は駅と温泉街が離れているのが難点だが大体のホテルは列車に合わせて送迎をやってくれているので結構楽である。
美湾荘は値段がとにかく安かったので格安旅館感覚で予約した。期待はしていなかったが蓋を開けてみればしっかりとした宿であった。こういうところに格安で泊まれるのもコロナ禍の一人旅の利点だろう。
08:33 和倉温泉を出発
昨日から北陸観光フリーきっぷというこのエリア最強のフリーパスを持っている状態なので今日もしっかり無駄遣いしていく。まずは和倉温泉08:33発の普通七尾行きに乗車。
七尾〜和倉温泉はのと鉄道区間であるため能登かがり火や花嫁のれんなど一部列車を除いた普通列車は七尾止まりで分断されている。
のと鉄道の普通列車はこんな感じ。割と色んな所でよく見るタイプのやつという印象。
筆者は型番とかに詳しいわけではないので余程使ってた車両だったりしない限りは特にその辺は触れないので悪しからず。
えーそして入線した七尾行きが右のやつ。
初日最初のポイントであるのと里山里海号。
こいつに始発から乗るために早く出たんだがまさか普通列車で先に乗ることになるとは…
後で乗るから今は乗りたくないがもう仕方ないのでこれで七尾に向かう。内装とかは後にする。
08:38 七尾に到着
折り返しでこいつに乗るのは決定しているのだが1回改札を出ないといけないのでとりあえず出場。時間も時間で特にやることもないのでとりあえず待つ。
08:50 のと里山里海号に乗車
内装はもう面倒なのでさっき普通運用で乗ったときに撮ったやつを。アテンダントが多くて思うように動かせてくれないタイプの観光列車である。
この列車は里山と里海の2列車がくっついて里山里海を名乗っている。現在は電話予約のみの受付となっており数日前に電話したが好きな方の4人がけを取れるくらい空いているという事だったので行き帰り別の車両を押さえた。まずは里山の方からいってみよう。
車両はどことなく某九州及び地方ローカルを牛耳りすぎてどこ行っても同じようなのが走ってるデザイナーのやつに見えなくもないがこれは多分違う。
どうしても水戸岡デザイン=大体近くの木使ったやつという圧倒的偏見が…
まあ座席が水戸岡を使ってない四国や西日本臭がしたことと外装に金色のローマ字で経由地書いてなかった所が決定打だろう。
実際サイトにも特に書いてないし水戸岡なら座席ももっと見たことあるデザインになるはず。
正直なところ九州にいたころ水戸岡列車で通学していた身からするとさすがに見飽きているのである。ローカル線なら割と結構な確率で観光列車走ってる訳であるしその中でも高確率で水戸岡列車が来る。こうなるともはや何が特別なのかも分からなくなってきているような…
それはそれとして乗車したら電話予約していた指定券を車内精算。普通でも運用されている車両に500円ってのが高いのか安いのかは微妙なところ。
今回はガラガラだったので4人がけを予約。
ただこの手の観光列車の4人がけは通常の列車と同じシートピッチのところに机を入れてるため可動域が狭くなり、さらに座席が倒れないのが最大の欠点である。1人利用であったとしても狭いし4人で使ったら身動き取れなくないかって筆者はずっと思っている。
そして指定券のデザインというか形式が完全に長良川鉄道の観光列車と酷似しているのが気になるところではある。別にこれは悪くはないのだがちなみにあっちの列車は水戸岡デザインだったりする。
08:55 七尾を出発
七尾を出発すると列車は本日のスタート地点である和倉温泉に停車したあと能登半島を北上する。和倉温泉の時点で乗客は数人といったところだろうか。
里山里海号というだけあって車窓には里山と里海の景色が流れていく。
ちなみに現在の里山里海号は飲食物の持ち込みが厳禁となっている。ペットボトル程度は良いようだが緊急事態宣言も出ていない石川県なのにそこまでやるかという対応。備えあれば憂いなしってのが正しいのかは分からないが間違ってはいないと思う。
宣言外の四国とかはガッツリ飲食を提供している観光列車もあるからへーとは思ったが。
能登中島に観光停車
この観光列車最大の見所はやはりこの駅になるだろう。普通に無人駅なのだが某人気鉄道番組に習えばここには"未来に残したい鉄道風景"がある。
それがこちら。
全国で2両しか残っていないオユ10
見てわかる通り郵便車である。筆者が郵便車の存在を知ったのがここに降りる直前なので相当昔のヤツなのだろう。里山里海号に乗車するとこの中を見学することができる。
というわけで中へ行ってみよう。
中には郵便を運んでいたときの名残がしっかりと残っている。
さらにどこのだかは分からないが駅名標も展示されている。
この他にもここには色々と展示されている。普段よく見る旅客車両や貨物車とは全く違った車両なのでとても面白いと思う。
希少な郵便車を堪能したあとは能登中島を後にして終点の穴水へ向かう。
09:59 終点の穴水に到着
普通に乗ってしまえば1時間もかからない路線ではあるが能登中島の観光停車で穴水までの所要時間は1時間をちょっと越える。
筆者のモットーは"課金列車は乗車時間"なのでむしろ問題なし。普通で単純往復しても面白くないしね。
のと里山里海号には復路も乗車するしこの路線の魅力はまだあるのだがそれはまた次回にしておこう…
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